より洗練された演出!深まるドラマ性!XBOX360版「ニード・フォー・スピード カーボン」
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シナリオモードを少しプレイしましたので、ファースト・インプレッションを。
ストーリー上は、前作「ニード・フォー・スピード モストウォンテッド」の続きとなっています。
もちろん前作を遊んでいなくても問題なく楽しめますが、前作を遊んでいるプレイヤーは感情移入度が増すことは間違いありません。
ライバルチームのテリトリーで行われるストリートレースに参戦し、勝利すれば自分のテリトリーとなります。
逆に自分のテリトリーで他のチームに挑戦されることもあり、敗れればテリトリーを奪われることになります。
大半のレースでは、チームメンバー(レースごとに1名を選択)といっしょに走ることになります。
このチームメンバーの存在がとても新鮮です。
チームメンバーは「スカウト(抜け道を見つけてくれる)」「ブロッカー(ライバルの車をブロックする)」「ドラフター(背後を走るとスピードアップする)」の3種類があります。
特に「スカウト」は便利。
ショートカットできる抜け道の中には、入り口が柵などで隠されているものもあるのですが、「スカウト」はそういう入り口も見つけて教えてくれるのです。
レース中はチームメンバーから、しきりに無線が入るので「仲間と一緒に走っている」という感覚になります。
そうしてテリトリーを広げて行くと、ライバルチームのリーダーとの雌雄を決するタイマンバトルになります。
まずストリートでレースをして、勝利すると次は峠道でのキャニオンバトルとなります。
このキャニオンバトルは、コースアウト即落下(敗北)の危険と背中あわせの緊張感あふれるレース。
レース展開に応じて対戦相手の表情がカットインするので、気分が高揚します。
シナリオモードに挿入されるムービーは、前作以上にふんだんに用意されており、ドラマ性がより深くなっています。
本作ではヒロイン(Nikki)に女優のエマニュエル・ヴォージアを起用。
エマニュエル・ヴォージアの出演作では「ソウ2」が最も有名ですが、彼女はドラマ「ヤング・スーパーマン」にも医師(ヘレン)の役で出演しており、私にはそちらの方での馴染みが深いです。
また日本からも、melody.が楽曲提供とシナリオモードの登場人物として参加しているのも私には嬉しい要素です(ゲーム起動時の“警告”も、melody.が担当してます)。
XBOX360版「ニード・フォー・スピード カーボン」は、パトカーとの追跡劇など前作「ニード・フォー・スピード モストウォンテッド」の要素を残しつつ、ゲームシステムはさらに洗練されており、テンポ良く遊ぶことが出来ます。
また「ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド」と同じ“夜”に舞台を戻したことで、“ニトロ”のスピード感は前作以上です。
シナリオモード以外にも課題をクリアして行く「チャレンジシリーズ」も用意されているので、たっぷりと楽しめそうです。
前作では物足りなかったオンラインの方もいろいろ新しい要素が用意されていますが、こちらはXbox Liveを経由してEAサーバーに接続なので、他のEA作品同様、過度の期待は禁物かと思います。