ハイデフ化の前に「お姉チャンバラ」を体験! PS2版「SIMPLE2000シリーズ vol.80 THEお姉チャンプルゥ~THE姉チャン特別編~」
価格設定を含めて気になっているタイトルです。
XBOX360版は、「SIMPLE」シリーズとしてでは無く、フルプライス(通常価格)での発売となるようです(現時点で価格は発表されていません)。
果たしてフルプライスに見合うほどに面白いのか。
ご存知の方には今さらな説明ですが、「お姉チャンバラ」シリーズは、これまでに4作発売されています。
開発はタムソフト。
タムソフトと言えば、思い出すのはPS版「闘神伝」。最近はすっかり「SIMPLE2000」シリーズの常連となっています。
私はタイトルと見た目で敬遠してましたが、玉石混淆の「SIMPLE2000」シリーズ中、「THE 地球防衛軍」に次ぐ高評価を得ているようです。
と言うわけで、期待度を膨らませながら序盤をプレイしてみました。
たしかに主人公キャラの動き、操作性は「SIMPLE2000」シリーズとは思えないほどに、かなり良いです。
そしてわらわらと襲い来るゾンビを斬りまくる爽快感もかなりのもの。クセになりそうです。
ゾンビを斬り続けると、刀にゾンビの血が付着し、一定量を超えると刀がゾンビに刺さって抜けなくなったりします。
そうなる前に刀をリロードする(血を払う)必要があります。
またゾンビを攻撃するごとに返り血を浴びて「穢(けが)れゲージ」が上昇し、いっぱいになると暴走状態になります。
その間は攻撃力やすばやさが格段にUPするものの、体力が徐々に減っていきます。
この暴走状態をうまく使いこなすことが攻略のポイントとなります。
という感じで、ゾンビを斬りまくるだけだと単調になりがちなところに、メリハリを与えるシステムとなっています。
しかし。。。
初めのうちこそ、ぶっ飛んだ主人公のビジュアルに加え、ゾンビを斬りまくる爽快感を楽しんでいましたが、しばらくすると少々、辛くなってきました。
たくさんのゾンビが湧いて出てくるのは良いのですが、種類が少ない(この辺が「SIMPLE」らしいところ)。
そして単調なBGM(これも「SIMPLE」らしいところ)
さらに全体MAPが無く、周辺MAPのみなので、目的地を探して隣のエリア(部屋)に移動して、元のエリアに戻ると、またゾンビが復活してくる。
作業チックというか、修行のような感じがしてきました。
まだ序盤なので使用できるコンボが限られていることも影響しているのでしょう(成長要素あり)。
全6章の第1章はクリアしましたが、第2章の半ばで中断しました。
第2章は病院が舞台で、部屋の違いが分かりづらいというか、同じ部屋。。。
ゲームオーバーしても、その場コンティニュー(無限)できるのは良いのですが。
今回、改めて実感したのは、ゲームの評価や満足度というのは、プレイ前の期待度に大きく左右されるということです。
過度の期待を持たずにプレイしたゲームが思いのほか面白かったりすると、そのゲームに対する評価は高くなりますし、期待度が高ければ高いほど評価のハードルも高くなります。
さらに購入時の価格も影響してきます。
少々物足りなくても、安ければ許せてしまう。「SIMPLE2000」シリーズはその代表格です。
「お姉チャンバラ」も、XBOX360で新作が作られるほどに高い評判のゲームだと思ってプレイするよりも、あくまで「SIMPLE2000」シリーズの1本としてプレイした方が、魅力を感じやすいかと思います。
また「SIMPLE2000」シリーズは、自分のゲームに対する許容度と言うか、寛容さを試されます。
当時、私も「グルーヴ地獄V」には、かなりのプレイ時間を費やしたものです。
しかし最近の作りこまれたゲームに慣れていると、「SIMPLE2000」シリーズは少し辛く感じます。
もう少しゲームを進めると、面白味が出てくると思うので、またその時点で改めて感想を書きたいと思います。
※タムソフト公式サイトはこちら