リアル=残虐表現だけでは無い!XBOX360版「Rockstar Games presents Table Tennis」
先日、日本語版発売決定と、お伝えした「Rockstar Games presents Table Tennis」が正式発表されました。
日本語版の発売元はマイクロソフト。価格は¥5,040(税込み)です。
若干お求めやすい価格設定になっています(北米版も一般的な価格より安く設定されていました)。
若干お求めやすい価格設定になっています(北米版も一般的な価格より安く設定されていました)。
タイトルからも分かる通り、このゲームを開発したのはロックスター・ゲームス。
そのロックスターのXBOX360参入第一弾ソフトが「Rockstar Games presents Table Tennis」です。
ニュースリリースには本作のエグゼクティブ・プロデューサーのサム・ハウザー氏の発言が紹介されています。
大いに共感するコメントなので、全文引用します。
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「この作品の制作にあたっての私たちの目標は、熱中出来て病み付きになってしまうほどの、徹底したシンプルさを追及したゲーム性と、次世代ゲーム機の可能性を最大限に引き出して、ビジュアルだけでなく、操作のフィーリングやゲームのテンポといった面でも“次世代”を体感できるゲームを作る事でした。
私たちは、新しいハードウェアのパワーとハイビジョン対応の高精細な映像を、ゲームとしての応答性、力強さ、体感性といったゲームの「ダイレクト感」を与えるために、使いたいと思いました。
その結果、従来のハードでは不可能だった、本能的ともいえる直感的で純粋なゲームが出来上がりました。 これは、現在の多様なゲームの“哲学”を、蒸留して抽出した“純粋なゲーム”なのです。
我々は多くを求める余り、妥協を余儀なくされていたこれまでのゲームの制作方法を捨て、これまで誰も成しえなかった最高のゲームをめざして、ハードウェアの持つすべての能力をシンプルなアクションに注ぎ込みました。」
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ロックスター=GTA=残虐表現と見られがちです。
しかしロックスターの考えるリアル=残虐表現ではありません。
しかしロックスターの考えるリアル=残虐表現ではありません。
卓球という、ゲームとしても地味な題材をあえて選んだ本作が、そのことを証明してくれます。
体験版をプレイしたときにも書きましたが、私はこのゲームのグラフィック、リアルへのこだわりに感心しました。
特に汗の表現。
試合が進むにつれて、じんわりとシャツに染み出す汗、腕や脚に光る汗。それが実に自然なのです。
試合が進むにつれて、じんわりとシャツに染み出す汗、腕や脚に光る汗。それが実に自然なのです。
また選手の動き(特に点が入った後の仕草)、表情なども実に自然。
おそらく高度な技術が注がれているに違いないのに、プレイ中はそのことを全く意識させない(私も最初のうちは、汗に気付きませんでした)。
このさりげなさにロックスターの美学を感じます。
このさりげなさにロックスターの美学を感じます。
「Rockstar Games presents Table Tennis」は、何も考えずに、ただ純粋に卓球を楽しむことも出来ます。
加えて、ロックスターのゲーム作りに対する姿勢や、リアルへのこだわりを意識すると、また違った感想が得られることでしょう。
体験版をプレイしただけでも充分に伝わってきましたので、製品版をプレイできる日が楽しみです。
このゲームを日本語版でプレイする機会を得られて、本当に良かったと思っています。
マイクロソフトには、今後も日本メーカーの参入・ソフト発売を促すと同時に、XBOX360ならではの魅力ある海外ソフトの日本語版を積極的に発売して頂き、日本のユーザーが北米ユーザーとの「格差」を感じることが無いような状況にしてもらいたいです。
(私の差しあたっての要望は、アタリの「テストドライブ;アンリミテッド」ですね)
※「Rockstar Games presents Table Tennis」日本語版公式サイトは近日オープン予定(こちら)
※「Rockstar Games presents Table Tennis」北米版公式サイトはこちら