XBOX360版「ロストオデッセイ」その1
XBOX360エリート本体が修理から帰ってきて、E3関連の動画ダウンロードも一段落したので、「ロストオデッセイ」に取り掛かることにしました。
私の積みゲーには、この「ロストオデッセイ」をはじめ、いわゆる「大作」が意外と多く含まれています。
意気込んで購入したものの、大作ゆえに気軽に始めることができず、プレイ前の情報収集(マニュアル読破も含め)の段階で踏みとどまって、そのままになっているものが何本もあります。
「ファミ通XBOX360」付録のガイドブックを引っ張り出して、いざ「ロストオデッセイ」の旅の扉を開きました。
「ロストオデッセイ」はオーソドックスなRPGですが、作家・重松 清が描くエピソード「千年の夢」が、物語に独特の深みを与えています。
千年を生きる主人公・カイムは、記憶を失っているといういう設定なのですが、冒険の途中、ふと立ち寄った宿屋や、街で出会った人物など、さまざまなきっかけで、断片的な記憶を取り戻します。
そこでインサートしてくるのが「千年の夢」。
文字の表示の仕方が凝っているので、ただ文章を読まされているという感じはありません。
植松伸夫のBGMと相まって、主人公が背負う年月の重みが染み込んできます。
また主人公・カイムの声優は、俳優の豊川悦司が担当しています。
彼の渋い声と演技は、主人公のイメージに良く似合っています。
ゲームを少し進めては、イベントシーンや「千年の夢」が挿入されるといった展開ですが、読み込みが早く、ストレスは感じません。
ゲーム部分では、チュートリアルがしっかりしていて、操作に戸惑うことはありませんが、背景の描き込みが細かいことで、アイテムが見つけ辛いことに、少しストレスを感じます。
フィールド上には普通に宝箱が置いてあるだけでなく、木に体当たりして揺らしてアイテムが落ちてくるなど、細かいこだわりは感じるのですが、ちょっと面倒です。
●「ロストオデッセイ」公式サイト