検証!XBOX360 秋のシステムアップデート ②PCとの連携、他
10月31日に実施された「Xbox360 秋のシステムアップデート」。
前回に引き続き、私が注目した項目をピックアップします。
●Windows Media Player 11で、より快適にPCと連携
米国では「Xbox360 秋のシステムアップデート」と同じタイミングで、Windows Media Player 11(以下WMP11)正式版が公開されました。
Windows Media Connect でPCのデータをXBOX360と共有するには、いちいち Windows Media Connect を起動しなければいけませんが、WMP11 では “Media Sharing”機能が搭載され、一回、共有フォルダの設定をしてしまえば、その後はWMP 11 を起動しなくても、XBOX360から WMP11のライブラリーを読み込むことが出来ます。
さらにWMP11では、これまでの音楽(マイミュージック)、動画(マイビデオ)に加え、画像(マイピクチャー)もライブラリーに加えられることになりました。もちろん任意のフォルダもライブラリーに追加可能です。
つまり MP11があれば、Windows Media Connect は不要となります。
日本ではWMP11は、コンシューマ向けのWindows Vista発売にあわせ 2007年1月に提供予定です。
Windows Media Connect でPCのデータをXBOX360と共有をしている方は、WMP11が提供されたら導入することをオススメします。
●マーケットプレイスの配信動画に使用期限の設定
この機能の用途として、Xbox Liveマーケットプレイスを通じて米国のXBOX360ユーザー向けにテレビ、映画のコンテンツ販売をXBOX360の発売1周年に当たる11月22日から開始することが発表されました(文末の参考記事を参照)。
ただし映画はレンタル(期限付き)のみとなるとのこと。
これはゲーム機業界の競争と言うより、Appleの「iTV(仮称)」への対抗策と、私は捉えています。
既にAppleの「iTunes Store」では米国のTV番組に加え、9月からは映画の配信(画像サイズは640×480)も開始されています。
そして2007年第一四半期にはHDMI端子も搭載したセットトップボックス「iTV(仮称)」が発売予定で、これによりPCやMacに保存した「iTunes Store」から購入した動画コンテンツを、手軽にTVで再生することが出来るようになります(文末の参考記事を参照)。
XBOX360の動画コンテンツのダウンロード販売が日本でどのように展開されるかは、まだ不明ですが、このサービスを本格的に利用すると、現在の専用HDD(20G)では容量が不足してくることは必至で、大容量の専用HDDの発売もしくはPC用の外付けHDDへの対応のいずれかが待たれるところです。