検証!XBOX360 秋のシステムアップデート ①ビジュアル編
10月31日に実施された「Xbox360 秋のシステムアップデート」。
今回も内容は多岐に渡っていますが、その中から私が注目した項目をピックアップしてご紹介したいと思います。
●「スクリーンセイバー」機能の切り替えが可能に
XBOX360には、一定時間(10分間)操作をしないと、画面への焼付きを軽減するため、自動的に画面が暗くなる「スクリーンセイバー」機能があります。
従来、この機能は強制的に作動していましたが、今回のアップデートで、「スクリーンセイバーを使用する、使用しない」を、ユーザーが任意に設定できるようになりました。
これに何の意味があるかと言うと、ソフトによっては「スクリーンセイバー」を作動させたくない場合があるのです。
これまでは、コントローラーを置いて水槽を鑑賞していると、10分経過するとXBOX360本体の「スクリーンセイバー」が作動してしまい、画面が暗くなってしまっていたのです。
ソフトのオプション設定でも「スクリーンセイバー」の設定は変更できないようになっていたので、バーチャル水槽としての使い勝手が悪かったのですが、今回のアップデートによって問題が解消されました。
※「スクリーンセイバー」の設定方法
[XBOX360ダッシュボード] → [システム] → [本体の設定] → [スクリーンセイバー]
●PCなどのWMV形式の動画が再生可能に
これまで Windows XP Media Center Edition でしか再生できなかった動画が、Windows Media Connect もしくは Windows Media Player 11 (日本語版は来年1月リリース予定)をインストールしたPCやUSBメモリ、CD-R/DVD-R に保存された動画も再生できるようになりました。
今回は WMV形式のみに限られていますが、次回以降のアップデートで他の形式にも対応することを期待します。
下の写真は、PC内の動画(WMV形式)を認識させた画面です。
ファイル名の他にサムネイル画像も表示されます。
※動画の再生
[XBOX360ダッシュボード] → [メディア] → [ビデオ]
●D5出力対応、VGA接続では解像度1920×1080が可能に
新周辺機器「HD DVD プレイヤー」の発売に合わせ、D5(1080p)出力に対応しましたが、PCモニターに接続する「VGA HD AVケーブル」を使用した際も、解像度1920×1080での出力が可能になりました。
720pで作られた従来のXBOX360用ソフトも1080pに拡大して表示されます。
現時点では1080pで作られたソフトは無いので、あまり意味がありませんが、今後リリースされる、最初から1080pを想定して作られたゲームは1080pでそのまま表示されます(今のところ具体的な1080p作品は未発表)。
ただし、XBOX360用ソフトの出力は「VGA HD AVケーブル」「コンポーネント HD AVケーブル」「D端子 HD AV ケーブル」のいずれを使用しても1080pで出力されますが、「HD DVDプレーヤー」を使用した場合、1080pで映像出力が可能なのはアナログRGB出力(「VGA HD AVケーブル」)のみで、「コンポーネント HD AVケーブル」「D端子 HD AV ケーブル」では1080iとなるとのことです(文末の参考記事を参照)。
さて私もこれまで、解像度1280×768でPC用モニター(NANAO製「FlexScanT766」 19インチCRTモニター)に出力していましたが、解像度1920×1080に設定してみました。
下の写真は1920×1080の解像度に設定して、「フォルツァモータースポーツ2」の予告編動画(1280×720)を再生したところです。
また今回のアップデートで、動画再生の際のメニューで、現在設定されている解像度での表示と元の画像サイズでの表示を切り替えできるようになりました。
下の写真は、元の画像サイズ(1280×720)に切り替えたものです。上の写真と比べると、1920×1080の大きさが実感できます。今後登場する1080pで作られるXBOX360用ソフトが楽しみです
※解像度の設定方法(VGA HD AVケーブル使用の場合)
[XBOX360ダッシュボード] → [システム] → [本体の設定] → [画面] → [画面の解像度]
【参考記事】