mu mu 360 のゲームライフ

ゲーム歴25年以上(ドラクエ3以来)。ゲームについてのブログです(旧Xbox公認ファンサイト)。Xbox One、Xbox360を中心にプレイしたゲームの感想を書いています。

XBOX360ユーザーの五月病を吹き飛ばす!「LoveFOTBALL」は追加選手を無料で続々配信!

 
 その価格の安さもあってXBOX Liveでの対戦ツールとしての期待が上昇していた「BOMBERMAN Act:Zero」の夏への発売延期が決まり、5月発売のXBOX360ソフトは5/18発売予定の「LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡」のただ1本になってしまった。
 
これでは、XBOX360ユーザーの多くが五月病にかかってしまうのではないかと心配になってしまうところ。
 
 
しかもXBOX360サッカーゲームとしては4/27に公認ゲーム「2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会」が発売されているし、多機種ではサッカーゲームの代名詞となった「ウイイレ」最新作の他、「サカつく」もシリーズ最新作が発売される。
 
そんな状況下で、サッカーゲームではここ数年、実績を残せていないナムコ(現バンダイナムコ)のオリジナル作品とあっては、もう今から五月病の初期症状が出ている360ユーザーもいるのではないか。
 
 
しかし!この「LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡」、意外と見落とせない1本になりそうな予感がしてきた。
 
 
思えばナムコサッカーゲームでの迷走は初代PSの「リベログランデ」から始まった。
 
SFCで「プライムゴール」という人気シリーズを出していたナムコがPSでやろうとしたのが「一人称視点のサッカーゲーム」というかたちでのリアルの再現。
 
他のほとんどのサッカーゲームがTV中継の視点(カメラアングル)を採用しているのに対し、「リベログランデ」は11人の中の1人の選手のみを後方からの視点で捉え、操作するというカメラアングル。
 
11人の中での「役割」を体感することで、本当に試合に参加している感覚、サッカーの面白さを味わってもらおうというものだった。
 
けれど、この試みはまだ早すぎた。いくら当時の次世代機とはいえ、まだ初代PSのマシンパワーでは、開発スタッフが目指すものを表現するには力不足だったのだ。
 
結果、多くのファンを獲得するには至らず、コナミが「ウイイレ」で、セガが「サカつく」で、それぞれサッカーゲームの看板タイトルを定着させシリーズ化していく一方で、「リベログランデ」は2作出しただけで終ってしまう。
 
 
PS2になってもこの流れは変わらず。
ハード登場後、数年経ってからやっと「フットボールキングダム トライアルエディション」を出すが、その試作版を思わせるようなタイトル通り、目指したものが完成の域に達したと言えるものではなく、ユーザーから注目されることも無く、ひっそりと消えて行った。
 
 
そしてXBOX360の「LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡」の登場である。
やっと開発スタッフが「リベログランデ」でやろうとしたことが実現できるハードが登場したのだ!グラフィック、操作性の大幅な進化だけでは止まらない。
 
 
何と2000人近い選手が収録されているにもかかわらず、さらに!XBOX Liveの機能を使って、サッカー界に登場したニューヒーローをはじめ追加選手を続々配信してくれるというのだ。しかも無料で!(くわしくはこちら
 
 
単に選手データを入れ替え、若干のバランス調整を加えた安易な続編を連発して、ユーザーに出費を強いるのではなく、「旬な選手をいま、使いたい!」という要望に選手データ配信で応える。
 
 
これは「LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡」のゲームシステムが、一作目にして完成度の高いものに仕上がっているという自信のあらわれである。
 
それと同時に、「このゲームをできるだけ長く遊んで欲しい」という開発スタッフの思いのあらわれでもあるだろう。
 
追加選手データを無料配信という点からも、その思いは汲み取れる。「リッジレーサー 6 特典 カレンダー付き」の追加BGMに多くのマイクロソフトポイントを消費した私の目には、非常に良心的に映る。
 
 
他のどのサッカーゲームでも味わえないこのゲームだけの「体験」が出来るという意味で、「LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡」はXBOX360ユーザーの特権と言えるだろう。
 
5月はソフト出ないしなぁ。ワールドカップの中継もあるし、6月末までは360は休眠かとは言わせないだけのゲームに仕上がってきそうな予感である。