mu mu 360 のゲームライフ

ゲーム歴25年以上(ドラクエ3以来)。ゲームについてのブログです(旧Xbox公認ファンサイト)。Xbox One、Xbox360を中心にプレイしたゲームの感想を書いています。

次世代機でのサウンドノベルの可能性は見えたか? PS3版「忌火起草」

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↑の画像をクリックすると「忌火起草」の公式サイトにジャンプします。

さて、「忌火起草」ですが、いちおうピンクのしおりまで進んだので、感想など。

SFC「弟切草」に始まり、その進化・変化をところどころ見守ってきました。

PS3という高性能ハードの力を得て、今まで想像で補ってきた部分も、映像化しなくてはならなくなりました。

そこでチュンソフトの取った方法は、実写化。
これは時代の流れでしょう。


また、サウンドノベルというだけに、こだわったのがサウンド面。

キャラクターはセリフを喋るが、そのセリフはテキスト表示されず、画面には情景描写や主人公の心理がテキスト表示されます。

これは今まで無かった手法で、作品への没入感を高めるのに効果的でした。


さらに5.1chならではの、後ろから声が聞こえるというような演出は、PS3で初めて5.1ch体験する人には新鮮でしょう。

もっとも私はすでに、初代XBOXの時点で5.1chの効果は体験済みですが、それでも、音響効果はなかなか良い感じでした。


肝心のシナリオですが、まずまずの出来で、繰り返しのプレイも、
さほど負担に感じませんでした。

ただし、フローチャートこそ用意されていますが、それでもピンクシナリオを発生させるのは、非常に難しく(フラグ立てが厳しい)、
さすがに繰り返しも疲れてきたので、とうとう最後は攻略サイトに頼ってしまいました。

次世代機で初めてのサウンドノベルとして、
革新的なものは無かったものの、私は及第点をあげても良いと思います。

ぜひ、この作品をステップとして、「街」の続編をお願いしたいところです
(結局いつもここに行き着いてしまいます)