mu mu 360 のゲームライフ

ゲーム歴25年以上(ドラクエ3以来)。ゲームについてのブログです(旧Xbox公認ファンサイト)。Xbox One、Xbox360を中心にプレイしたゲームの感想を書いています。

名作3Dアクションの続編は、さらなる高みに到達!XBOX版「プリンス・オブ・ペルシャ~ケンシノココロ」

  
 先日、ファーストインプレッションを書いた(前回記事はこちらXBOX版「プリンス・オブ・ペルシャ~ケンシノココロ」(北米版)を、一応、クリアできたので感想などを。
 
  
 「プリンス・オブ・ペルシャ ~時間の砂~」の続編となる本作。
 前作を超えるアクションとボリュームで、さらなる高みに到達しました。
 
 3Dアクションゲームとして、とても練りこまれた立体感のあるMAP。
 壁ひとつ向こう側に行くのにも、ずいぶん遠回りをさせられたりします。
 高低差の演出も素晴らしく、落下→即死の緊張感と背中合わせです。
  
 
 操作のチュートリアルは画面表示されますが、MAP探索のヒントはほとんど無く、自力で道を発見しなければいけません。
 
 主人公のプリンスは、壁をよじ登り、わずかな出っ張りにしがみついたり、大回転ジャンプをしたり、忍者さながらの壁走りをしたり、三角跳びで壁を登っていったり、さまざまなアクロバチックな動きをします。
 これらのアクションを駆使して道を切り拓いて行くのですが、即死トラップも数多く待ち受けています。
 
 しかし一見、進むのが不可能に思えるMAPで、通り道を発見したときの達成感は格別です。
 
   
 このシリーズの画期的な発明は、「時間の砂」のパワーによる「やり直し」が可能なこと。
 使える回数には限りがありますが(敵を倒したりすることで回復)、ミスしたと思っても、数秒間、時間を巻き戻すことが出来るのです。
 
 即死トラップもたくさんあるのですが、これのおかげで、ミスしたその場から、巻き戻してやり直すことができます。
 
 いわゆる「リトライ」と違って、ディスクの読み込みが発生しないことも、テンポを落とさず快適さにつながっています。
 
 どんなにリトライできても、そのたびにディスクを読み込んでいたら、イライラしてプレイする気持ちが萎えてしまいます (本作でも「時間の砂」のストックが無くなったときにミスすると、リトライになります)。
  
 もう慣れっこになってしまっていたディスクの読み込みが、いかにプレイのテンポを悪くしているかを、再認識させられました。
 
  
 MAPや戦闘は、たしかに硬派な作りなのですが、「時間の砂」の存在や、難所を越えたところには必ずセーブポイント(ライフ回復も出来る)が用意されているなど、硬軟のバランスが絶妙で、私のような「下手の横好き」でも、繰り返し何度もチャレンジすれば、必ず活路が見出せるようになっています。
 
 戦闘もゴーレムなど少し大きめの敵も出てくるようになりました。ゴーレムは背後に回って、脚にダメージを与え、しゃがんだところをよじ登って、頭部にダメージを与えます。?これって「ワンダと巨像」?しかし発売はこちらが先なので、「ワンダと巨像」がアイデアを頂戴したのかな?ま、どちらも面白いからこれ以上は突っ込みませんが。
 
  
 ここまで「3D」である必要性を感じさせてくれる3Dアクションゲームには、なかなかお目に掛かれません。
 「ICO ~イコ~」などMAP攻略型アクションが好きな人にはオススメです。
 ぜひプリンスとの一体感を感じて欲しい絶品のアクションゲームです。
 
 なお「プリンス・オブ・ペルシャ~ケンシノココロ」の日本版はシリーズ3部作中、最も多くの機種で発売されました(XBOX版、PS2版、PC版があります)。現在、日本語版で入手しやすいのは、やはりPS2版になると思います。
   
 
 さて、クリアしたので「何か隠し要素を逃してないか」と思い、攻略サイトを見てみたら(先に見ると「確認作業」になってしまうので、見ないようにしてました)、何と、このゲームには「真のエンディング」がありました。
 
 道中で入手できるある武器を持っているかどうかで、最終ボスとエンディングが違うそうです。。。。
 というわけで、もう一周しないといけなくなりました。
 
 
プリンス・オブ・ペルシャ~ケンシノココロ」公式サイトはこちら