体験版をプレイ!まさにゾンビパラダイスアクション!Xbox360版「デッド ライジング」
北米版は8月発売、日本版は9月28日発売のXBOX360版「デッド ライジング」。
期待を裏切らぬ出来に満足。製品版がますます楽しみになりました。
XBOX360版「デッド ライジング」は、ゾンビに占拠された街に潜入取材を試みる、フリーのフォトジャーナリストが主人公。
ショッピングモールを主な舞台に、72時間のサバイバルに挑むことになります。
大型ショッピングモールだから、食料から武器になるような物まで、いろんなものが揃っています。
それらを駆使しながら、画面を埋め尽くさんばかりのゾンビの中で、生き延びなければなりません。
またゾンビ以外にも、多くの人間が登場します。
しかし極限状態の中で、狂気にとらわれてしまった人間もいます。
むしろ本当に怖いのは、ゾンビよりも人間かも知れません。
XBOX360版「デッド ライジング」は、ただゾンビを殺戮しまくるゲームではありません。
彼ら人間たちが織り成すドラマも非常に興味深いものがあります。
今回の体験版では、ショッピングモールの一区画を15分間、自由に動き回れるという設定になっています。
別の区画に入ると、ムービーシーンが始まり、15分以内であっても終了します。
区画からの出口はたくさんあって、その出口の数だけドラマの展開があります。大いに期待できそうです。
さて、主人公は最初からいくつかの武器を持っていますが、植木やベンチ、お店の商品など、そこら中にあるものを手に取って武器として使えます。
またゾンビの中には武器を持っている者もいて、倒すと武器を奪うことが出来ます。
かつて警察官だったゾンビからは警防を、マフィア(?)だったゾンビからはナイフを入手できました。
もちろんショットガンなども登場します。ヘッドショットすると返り血もすさまじいです。また鎌を使ってゾンビの首を切り落としたりも出来ます。
しかしXBOX360版「デッド ライジング」は少し趣きが違います。
ゾンビだらけの中で生き延びるという極限状態なのですが、「バイオハザード」のようなシリアスさはありません。妙な明るさ、滑稽さがあるのです。これはこのゲームの元となったジョージ・A・ロメロの映画「ゾンビ(Dawn of the Dead)」と似ています。
例として、主人公が使う武器は、バラエティに富んでいて笑えるようなものもたくさんあります。
面白かった武器は、ボウリングのボウル、宝石、缶ジュース(段ボールから缶ジュースを取り出して投げつける)、おもちゃのライトセーバー、水鉄砲、フライパン(コンロにかけることで熱することができる)、ショッピングカート(押して走ってゾンビを轢くことが出来る)などなど。
またおもちゃ屋さんには、クマや馬やコブン(カプコンの「ロックマンダッシュ」に出るキャラクター)などのかぶりものがあり、これらをゾンビにかぶせたりも出来ますし、子供服の店では主人公が子供服に着替えることも出来ました。
もちろんこれだけでは「ゾンビ(Dawn of the Dead)」のパクリですが、先ほども書いたように、ストーリー部分もかなり凝っているようです。
さらにやり込み要素としては、写真撮影があります。
主人公はフォトジャーナリストなので、スクープ写真を撮ることもゲームの目的の一つになっています。
撮った写真は採点されポイントが溜まっていくのです(ショッキングな写真ほど高ポイント)。
このポイントはXbox Liveで他のプレイヤーと競うことができるようになっているようです。
ゾンビを殺戮しまくるも良し、ストーリーを堪能するも良し、写真を撮りまくるも良し、とプレイヤーの嗜好に合わせて、いろいろな楽しみ方が出来るようなゲームになっていそうです。
分別のある大人の娯楽作品ですね。
私にとってはXBOX360ソフトの本命中の本命なので、9月28日が待ち遠しいです。
※「デッド ライジング」日本版公式サイトはこちら(年齢制限あり)
※「デッド ライジング」北米版公式サイトはこちら(日本版公式サイトとは別の動画あり)