色あせない上質なアクションゲーム 北米XBOX版「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
XBOX版「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」をクリアしましたので感想などを。
そもそも何故この時期に「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」なの?ってことですが。
シリーズは「プリンス・オブ・ペルシャ ケンシノココロ」に続く「プリンス・オブ・ペルシャ 二つの魂」で、シリーズ三部作が完結しました。
「プリンス・オブ・ペルシャ 二つの魂」は日本でも6月15日に発売されましたが、PS2版のみ。
「プリンス・オブ・ペルシャ 二つの魂」は日本でも6月15日に発売されましたが、PS2版のみ。
久々にプレイして感じたのは、このゲームは、時が過ぎても色あせることの無い、とても上質のアクションゲームだということです。
(2作目以降、ダークな雰囲気になっていきますが、この1作目は「品」があります)
まずマップが素晴らしい。とても良く練られています。
一見、進めなさそうな所でも、周囲をよく見て考えれば、必ずルートが開けます。そのバランスも絶妙。
ミスしたときも、理不尽さを感じることは無く、自分の操作ミス(ジャンプの入力タイミングなど)が原因であると納得できます。これ重要。
マップ攻略じたいは自由度が低く、一本道なのですが、王子の滑らかで自由度の高いアクションのおかげで、息苦しさを感じません。
戦闘とマップ攻略のメリハリが効いていて、テンポ良くプレイできます。
ゲームを進めるうえで、「ミスしてはリトライ」を繰り返すのですが、やり直しが苦にならないのです。これには感心。
そう感じさせるポイントは4つ。
①ジャンプ失敗→落下→即死というゲームなのですが、綱渡りのときは、踏み外しても落下せずにしがみついてくれます。
アナログスティックでの綱渡りはミスしやすいだけに、これは気が利いています。
アナログスティックでの綱渡りはミスしやすいだけに、これは気が利いています。
②セーブポイントでは、これから進むところのヒントの映像が流れます。
④そして何といってもこの作品の特徴である「時間の砂」。
ダガー(短剣)に込められた「時間の砂」の力で、ミスしても、数秒間、時間を巻き戻すことが出来るのです(もちろん回数制限あり)。
ダガー(短剣)に込められた「時間の砂」の力で、ミスしても、数秒間、時間を巻き戻すことが出来るのです(もちろん回数制限あり)。
戦闘とマップ攻略のメリハリが効いていて、テンポ良くプレイできます。
クリアを機にPS2版も久しぶりにプレイしてみました。
プレイ中の画面で、キャラクターがやや大きめに表示されるので、王子のアクションをより堪能できます。
また1992年に作られた初代「プリンス・オブ・ペルシャ」が全編収録されていることも売りだったのですが、北米XBOX版には、さらに1993年に作られた「プリンス・オブ・ペルシャ2」まで収録されています。これはお得。
北米XBOX版は、当然、音声は英語なわけですが、字幕無しでしゃべりまくるので、ストーリーはさっぱり分かりません(洋画を字幕なしで見てるような感じです)。
日本PS2版では、日本語で吹き替えされていたのですが、これがセリフ棒読みって感じで、やる気を減退させました。
英語だと、言葉の意味は理解できませんが、雰囲気は良いです(これで字幕があれば・・・)。
日本版はPS2版しか出ておらず、さらにベスト版にもなっていないので、中古で入手するしかありませんが、中古価格も安いと思うので、機会があればプレイして頂きたい作品です。
アクションが少し苦手でも「頑張れば何とかなる」レベルだと思います。