ララといっしょに冒険する日が待ち遠しい!!「トゥームレイダー・レジェンド(体験版)」 レビュー
欧米ではそろそろ発売だが日本での発売日は現時点で未定。早期発売への期待を込めて感想を書いてみたい。
私はPC版のデモも入手してプレイした。自分のPCスペックのせいもあるだろうが、操作のレスポンスの良さや、圧倒的なグラフィックの美しさはやはりXBOX360版には適わない。
同一タイトルで他機種のグラフィックと比較すると、XBOX360の凄さがよく分かる。まるでそこにある空気感まで伝わってくるような感じだ。
さて今回の体験版は、ボリビアのジャングルの奥深くの寺院を探索するというミッション。
チュートリアルを兼ねたミッションとなっていて、先に進みながら、ジャンプ、崖にぶらさがっての移動、ツタにつかまる、棒につかまっての大車輪ジャンプ、フックを引っ掛けての大ジャンプ、泳ぐ、潜水、岩など大きな物を動かす、銃で敵を撃つなど、基本的なララの操作を覚えられるようになっている。
随所で画面に操作の指示が出るので、初めてでも操作に迷うことは無い。
寺院に入ると、即死トラップがいくつも待ち構えている。しかしこまめにチェックポイントが用意されているので、失敗しても、すぐ手前からやり直せる。
そうしていくつかのトラップを抜けた先には広間が。
ちょっと頭を使うパズル的要素のあるトラップがある。
なんとなく、こうやればいいだろうという答えは、すぐに掴めたのだが実行するところで少し時間を食ってしまった。
無事トラップを解除して部屋を通り抜けたところで、体験版は終了。
必要以上にリアルにせず、アニメっぽさを残したララのグラフィックは好感が持てた。それでいて従来の多角形な感じは払拭されている。
さらに細かな動作のひとつひとつがララの個性を引き立たせる。
崖などにぶら下がった状態でAボタンを短く押すと、上の段にふつうにジャンプするのだが、ここでAボタンを長押しすると、逆立ちして上の段に上がる。このポーズが気に入って、段差を上がるときは必ずAボタンを長押ししていた。
スティックをニュートラルの状態でしばらく放っておくと、髪をかき上げたり、伸びをしたりといったしぐさを見せてくれる。
映画化されて有名になるのとは反比例に肝心のゲームの評判はシリーズを重ねるたびに落ちていったがこのシリーズ。
そして第1作でララを生み出したトビー・ガード氏が再びデザイン担当に復帰し監修を務めたということで、シリーズの原点に立ち戻りつつも、グラフィックも含めて新たな進化を遂げたと前評判も高い。
たしかに体験版でも、その予兆は充分に感じられた。
ララのなめらかな動きと操作のレスポンスの良さは、操作していてララとの一体感が強まる。
大車輪ジャンプなどは思わず気合が入るし、ジャンプして崖に辛うじて片手でしがみついたときのヒヤッとしてホッとする感じなど、ララへの感情移入度は増すばかり。
FPSが主流になっている北米では、このような三人称視点でのアクション
は貴重な存在(開発は英国)。3D酔いがひどいためにFPSが苦手な私にとっても待望の本格的三人称視点アクションの登場だ。
なんと本作では、物語の後半で日本も冒険の舞台となるという。
これはもう、ララといっしょに冒険する日が待ち遠しくて仕方ない(もちろん、XBOX360版でね)。
XBOX360ユーザーの方には、さっそく体験版をダウンロードしてプレイすることをオススメしたい(ダウンロード数もユーザーの期待度の目安となっていると思うので、ぜひ!)。
それにしてもゲームショップまでわざわざ足を運ばなくても、自宅にいながらにして体験版や予告編をダウンロードできるXBOX360のLiveシステムは、本当に素晴らしい。この魅力を多くの人に知ってもらいたいものだ。