中 裕司氏のこれから ソニックの「親離れの日」
本日は、少しセンチメンタルに。
私が今年のエイプリルフールに一番驚いたウソは、
「中 裕司氏がセガを退社し、外食産業の『ゆめしや』のCEOに就任」というものだった。
実際にその日の「ゆめしや」のサイトには中氏の写真が掲載されていて、その作りこみ具合はたいしたものだった。
「何で中氏が?それもセガを辞めるだけでなく、ゲーム業界まで離れてしまうとは?」と本気で驚いてしまった。
結局、この話は作り話だったが、どうやら中氏がセガを退社して独立されるのは事実のようだ。
もし「ソニック」「Nights(ナイツ)」との出会いがなければ、おそらくとっくにゲームを「卒業」していただろう。中氏は私にとってそう思えるくらいにゲームの「楽しさ」「感動」を教えてくれたクリエイターの一人だ。
私にとってセガのハードは、メガドライブ以降、サターン、ドリームキャストと思い入れのあるものばかり。任天堂の天下のときも、SONYが覇権を手に入れてからも、私にとってのメインゲーム機はセガのハードだった。
クリエイターは去り、キャラクターだけが残る。ゲーム業界では日常茶飯事だが、今回ばかりは複雑な思いだ。
中氏の退社の噂は少し前から流れていたようだが、今後は新たに会社を興すと見られている。中氏が本当に作りたいものを作れる環境を整えるためには、退社という道を選ばざるを得なかったのだろう。
今は中氏の新たな門出が公式に発表される日を、静かに待ちたい。