XBOXLive「アーケード」?(辛口)
私は基本的にポジティブですが今日は少々辛口です。
XBOX360普及を考えるうえで使い方次第で有効な要素となりうる「XBOXLiveアーケード」について考えるとき、どうしても厳しい意見が言いたくなるのは仕方のないことでしょうか?
以下、私が公式サイトのフォーラムに投稿した内容をご紹介します。
リンク貼りまくりなので、あちこち行ったり来たりながらご覧下さい。
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日本のXBOX360ユーザーは、これに期待してる部分がかなり高いと思います。私もそうです。「XBOXLiveアーケード」って名称を聞いたら、日本のレトロゲームがたくさんプレイ出来るんじゃないかと期待するのが自然な反応でしょう。
実際、「XBOXLiveアーケード」で配信できるような時期のレトロゲーム(1980年代後半~1990年代)は、明らかに日本のメーカーの方がアメリカより良質なアーケードゲームをたくさん出しているので、海外のXBOX360ユーザーにも日本のレトロゲームの配信を期待している人が多いのではないでしょうか。「ストⅡ配信か?」の話題だけで海外でもかなり盛り上がるくらいですからね。
早くしないと任天堂に先を越されるというか、オイシイ部分を持っていかれそうですね。任天堂が次世代機レボリューション(仮称)で過去の家庭用ゲームの資産を集結し提供するなら、「XBOXLiveアーケード」はその名の通り、過去のアーケードゲームの資産を集結し提供して欲しいと強く望みます。
初代XBOXの頃ならいざ知らず、XBOX360になったのだから、まがいものでお茶を濁すのはいい加減に止めてほしいのです。
すでに数多くの指摘がされているように、「Zuma」は1998年にMITCHELLが開発し、KANEKOが販売(家庭用はカプコン販売、最近ニンテンドーDSにもリメイク移植)した「パズループ」の露骨なパクリだし、「Astropop」はデータイーストが1995年に発売しシリーズ化した「マジカルドロップ」にそっくり。
「Bejeweled 2」の宝石のグラフィックは1990年のセガ「コラムス」を彷彿とさせるし、「Marble Blast Ultra」は1984年のATARIの名作「マーブルマッドネス」さらにそれをベースに3Dに昇華した2001年のセガ「モンキーボール」をそのまま流用したかのような代物。同じATARIの「Gauntlet」が出せるのなら「マーブルマッドネス」もそのまま出してくれた方がよっぽど嬉しいですよ。
「Wik: Fable of Souls」なんて舌を伸ばして移動っていうキャラクタのアクションは2003年のナムコのGBA用「ハチエモン」そっくり。売れてないゲームならバレナイと思っているのか?と疑いたくなってしまいます。
唯一オリジナリティを感じる「Geometry Wars Evolved」がユーザーの支持を集めている(完全版ダウンロード数ダントツ)なのは当たり前 。
今のラインナップなら「XBOXLiveアーケード」っていうより「XBOXLiveカジュアル」とか「XBOXLiveアーケード;イミテーション」に改名した方がいいんじゃないかなと言いたくなります。日本のレトロゲームに限って言えば携帯電話向けコンテンツの方が、よっぽど充実してますよ。
日本のメーカーも最近は、複数のレトロゲームをまとめた「クラシックコレクション」やら携帯電話用コンテンツで過去の資産を積極的に活用して少しでも稼ごうという姿勢になっています。
すでに消滅したメーカーは難しいけれど、大手メーカーとの交渉の余地は充分にあると思います。セガ、ナムコ、タイトー、コナミ、カプコン、テクモ、SNKプレイモア、アトラス、ケイブ他、いくらでも挙げられますよ。またテクノスジャパンなど一部の消滅したメーカーの版権は他の大手メーカーが引き継いでいたりするのでこの辺にも期待できますね。
「XBOXLiveアーケード」って名乗るからには、がんばって交渉して下さいね。ユーザーは待ってますよ。
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4/6にマイクロソフトが日本での戦略に関して発表を行うようですが、「XBOXLiveアーケード」についても良い情報が発表されることを期待しています。